今年もこの季節がやってきました。
3月のバーゼルワールドで発表された新作ウォッチが届く季節が!!
いつもは7月に入ってからですが…今年はそれより早く、先行で到着いたしましたので早速、ご紹介いたします!!
おっと、先にお伝えします。
今回ちょっと長くなりますよ!
サントノーレ タワーエッフェル1885
¥420,000+tax
まさか、一番にこの大物が来たか!!と正直、驚いています。
もはや毎年恒例となってきたエッフェル塔の鉄骨を使用したモデルの第三弾ですが…その前に、少しエッフェルモデルの軌跡を振り返ってみましょう。
第一弾「アートコードタワーエッフェル」
ベゼルにエッフェル塔の鉄骨を使用した、エッフェルモデルの始まりのウォッチ。
エッフェル塔が、時計に!?という驚き。
様々な意匠を凝らしながらも、エレガントさを感じるデザイン。
さすが”パリのエスプリ(精神)”を形にするウォッチメーカー”サントノーレ”…
「やりおるわっ!!」っと衝撃を受けたのを覚えています(; ・`д・´)
また第一弾の発表の際、当時のサントノーレCEOにお会いする機会があり「エッフェル塔とはフランスにとってどのようなものなのか」と聞いたところ、
「フランス人の誇り、そして無くてはならないものであり、精神の象徴です。それを時計にするということはフランスの魂を形にしたということなのです。」
教えていただきました。
”フランスの誇り、精神、魂”
デザインだけでなく、このストーリーに惚れるお客様も多かったですね。
↑昨年の第二弾モデル。
エッフェル塔のエレベーターを巻き上げる赤い車輪を模した「スモールセコンド」が一分間に一周します。
また本数も64本限定。これは車輪のスポークが片方32本。2つあるので、計64本限定で登場しました。
こういう洒落た限定の数もフランス流ですね。
ゆっくりと回転する赤い車輪。
そのアクセントが可愛らしく、第一弾とは違った魅力を持っているデザイン。
「あー、そう来ましたか…なるほど…やりおるわっ!」っと感嘆したのを覚えています(; ・`д・´)
そして今回の第三弾。
正直、もう出ないと思っていました。
お客様とも以前から「流石に第三弾は難しいでしょうね」といった話をしてました( 一一)
しかし、裏切られた!いい意味で裏切られた!!
あえて言いましょう
「やりおるわっ、サントノーレ!!!」(; ・`д・´)
しかも、今まで出ているモデルとは、また違った魅力を纏って、威風堂々、フランスの魂を感じさせるウォッチとして登場です。
この違った魅力ってのがポイント。バージョンを重ねるごとに単純に超えるのではなく、別の魅力を生み出してくる。
エレガント、かわいらしさと続き、そして今回注目したいのは「深み」です。(あくまでもウォッチコーディネーター大島の主観です!!)
文字盤もホワイト系のカラーリングから一転、鉄骨のカラーに近いダーク系。
そしてブレスはラバータイプ。
さあ、このラバーブレスレット、ただのブレスではありません!
エッフェル塔に使用されている金属の粉をポリウレタンにミックス。さらにオリジナルの工程を経て製造された新素材により表面の光沢を抑えた仕上がりに。
一本一本作られるブレスレットに同じものはなく、それぞれ一本が一度限りの作品となっています。
さーらーに!
表側にはエッフェル塔のレリーフ。
裏側には、エッフェル塔が1889年の世界博覧会の為に建てられた際、設計者のギュスターヴ・エッフェルが選んだ偉大なフランス人科学者72名をバルコニー下に刻みましたが、その72名が同じように刻まれています。
※画像の明度を明るくしてあります。
刻まれている中には「時計の歴史を200年早めた」とも言われる天才時計職人”アブラアム=ルイ・ブレゲ”の名も。
※画像中央に「BREGUET」。
もちろん今回も美錠に至るまでエッフェル塔の意匠。
さて、「深み」のまとめです。
全体の色調がダーク系、鉄骨そのもののようなカラーになって、より落ち着いたメンズ、大人の男の時計に。
またこれまでのモデルと異なり、文字盤中央がオープンダイヤルでは無いデザインに変更されたのですが、それが逆に、実際にエッフェル塔を見ているような、鉄骨の重なり、立体感を感じさせます。
そしてなにより本体のみならず、ブレスレットにまで及んだ”ストーリー”。
腕時計が持つ「深み」。
それは煌びやかな魅力とは違った、本物だけが手にすることができる静かな「価値」。
私、惚れるのを通り越して、「愛」さえ感じてしまいました。
さて今回はエッフェル塔の高さ324mにちなんで、全世界324本限定。
エッフェル塔委員会発行による真正証明書付きの特別ボックスに入れてのお渡しとなります。
これはぜひ実物を見て、フランスの魂を感じていただきたい。
そして語り合いたいです。
ここに載せきれない、たくさんの魅力を持っている時計です。
是非店頭にて、お待ちしております。